神楽坂毘沙門天 善國寺
クリンライフの事務所があるのは、東京新宿の牛込地区。江戸の頃より栄えていた神楽坂の街もすぐ近く。今日の現場は、そんな神楽坂のランドマークとも言えるお寺、善國寺です。
今日のお仕事は、シャンデリアクリーニングではなく、エアコンのクリーニングです。ひと言でエアコンのクリーニングといっても、家庭用のものからオフィスに設置してあるものまで、その規模は様々。私たちが行うのは、主に高所に設置してあるエアコンのクリーニングです。
シャンデリアクリーニングと同様、まずは養生から。この善國寺、創建は文禄4年(1595年)と400年以上の歴史あるお寺。天井に据え付けられているエアコンのクリーニングで本堂を汚してはいけません。念には念を入れて養生します。
養生が終わると、ローリングタワー(高所作業用の移動式足場)を組み立てます。本堂の天井に設置してあるエアコンの分解や洗浄を安全に行うためには、このタワーが欠かせません。
タワーを組み立て高所の養生を行うと、いよいよエアコン室内機の分解です。若干の違いはありますが、エアコンの構造はよく似たもの。しかし、メーカーによって、また作られた年代によってパーツの取り付け方は異なるもので、無理に取り外そうとすると、取り付けのために噛み合っている爪を破損することがありますので、優しく、慎重に作業する必要があります。取り外した部品は、別の場所で、洗剤を使って洗浄、すすぎ、そして乾燥させます。
外せる部品を全て外し終わったら、いよいよ本体内部の洗浄です。シャンデリア同様、噴霧器で洗剤を使って洗い、その後は真水で汚れを洗い流します。
日々のメンテナンスのできない天井に設置してあるエアコンですから、やはり汚れは溜まっています。ですので、隅から隅まで徹底的に洗います。
全ての部品を洗い、乾燥させると、洗浄工程は終了。取り外しとは逆の手順で組み立てて行きます。組み立てが終わったらローリングタワーを移動して、洗浄作業のために移動した椅子などを元どおりに。お賽銭箱の前のガラスケースの内側がろうそくのススで少し汚れていたので、お参りの方が見えない時に、こちらも綺麗にします。
本堂の2台のエアコンの洗浄が終わると、本堂入口のエアカーテンの洗浄です。
基本的には常に開放している善國寺の本堂では、入り口にこんな機械が据え付けてあります。強い風を下に向かって吹き付けて空気のカーテンを作り、特に冬場、本堂内の温かい空気が外に出ないようにしています。
この後は、本堂以外のエアコンを含め、2日間かけて洗浄を行いました。